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ルワンダからみるアメリカ大統領選挙
バラック・オバマが大統領選に勝利したニュースは、ルワンダでも大変喜ばしいこととして歓迎された。
これまでの選挙戦中も、ラジオやTVそして新聞で戦況が伝えられていて、現在一緒に働いているルワンダ政府機関のスタッフ、農業技術者、さらには運転手までもオバマを応援したいと口をそろえて話していた。なぜかと聞くと、決して黒人系だからということではなく、政策的に賛成できる、また母体が民主党だからということのようだ。

そして今朝、勝利のニュースがこのルワンダでもラジオを中心として放送されると、オフィスでは朝から大変に盛り上がった。
中には、ケニアにいる友人からオバマの勝利演説をメールでもらった女性スタッフが職場にいるルワンダ人スタッフのみんなに転送し、かなりの人が印刷をしてそれをじっくり読んで、または演説の中で引用したいフレーズを読み上げて、みんなで盛り上がっていた。特に冒頭の民主主義の力にからんで、自分たちの投票行動が国を変えるのだといったフレーズは、印象に残っているようだった。オバマの最後の挨拶のフレーズに「God bless you, God bless The United States of America」とあったが、ある女性は、冗談めいてこれに加えてGod bless Africa」と付け加えていた。

私は、オバマが当選することにより、アフリカにいい影響があるのではないかという期待感があるのかと思い、オバマに何を期待したいのかとルワンダ人同僚に聞いてみると、「いやアフリカに支援してほしいとか、そういうことを期待しているのではなく、今のグローバルに問題なっていてルワンダも影響を受けている石油価格の高騰など経済問題、そして何より、イラクに単独で侵攻するような傲慢なアメリカではなく、国際社会と調和していくアメリカに変わって欲しい。それがオバマ新大統領に期待することだ」
と言っていた。でも、実際のところ、アフリカ系アメリカ人が大統領になることで、漠然とアフリカにもメリットがあるのではないかと思っている人が多いことには違いない。また世界最強国アメリカの大統領にアフリカ系の人がなったということがルワンダや近隣のアフリカ諸国の人々にも希望や勇気をもたらしているようだ。

オバマの父親の出身地ケニアでは、このオバマ新大統領の誕生を祝福して明日は国民の祝日になったそうだ。しかし思い起こせば、ケニアでは、投票集計の不正疑惑など大変お粗末な選挙だった。それにくらべると、今回のアメリカの選挙と投票集計は以前に比べてもとてもスムーズかつ公正だったのではないか。アフリカ諸国で、今年いくつかの選挙が行われたが、ルワンダは別としてどこも安全に公正に行われたところがまともになかった。
アメリカの選挙選のように、アフリカでもより民主的な、正々堂々とした政策論争に基づく選挙、そして市民による公正な投票と投票集計が行われることを、ひとつのモデルケースとして学び、とりいれてほしいものだ。

| Rwanda (政治・社会) | 13:13 | comments(0) | trackbacks(0) |