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ルワンダと日本を結ぶ懸け橋ビジネスその2:課題の発見
最初の注文をとってからがかなりやっかいなことになった。もともと予定では、ルワンダから1か月程度で300ぐらいの商品を日本のRuise Bに納入することになっていた。以前こちらでバスケットのサンプルを見て、バスケットの大きさ、デザインにばらつきがあったことから商品の製造基準を作り、さらに選んだ商品のカラー写真を送り、それをキガリ市が印刷、それにならって作ってもらうことになっていた。

しかし、予想した以上に生産体制が整っておらず、思うように生産がはかどらないことがわかった。
パートナーであるキガリ市のプロジェクト担当マネジャーとやり取りしながら原因を探っていくと生産工程に課題があることがわかった。
まず、製品を作り始める前に、必要な量の原材料を調達し、原料を染色しなければならないこと、これに1週間弱かかり、さらにバスケット1個につき、最低5日ぐらいかかる。16の組合にわけて注文した製品を生産してもらったが、予想以上に時間がかかった上、注文した品が常に同じ品質でできてこなかった。
dyeing3
毎週金曜日に出来てきた製品をキガリ市のプロジェクトマネジャーとともにチェックすることにした。まき尺を使って、高さや幅をはじめとして、とっての付け場所、仕上がり具合、デザインの一致などを確認した。
自分の目でチェックし始めて明らかになったこと。カラープリンターで印刷されたバスケットの写真と大きさその他の基準を書いたメモにのみ基づいて作っていたせいか、出てきたものが必ずしも色に一貫性がなかったり、デザインが微妙に異なっていたり、線が入っているものが入ってなかったり、または入っていても1本だけだったりなど細かくいえば、いろいろ課題があった。
products checking1
今回初出荷とはいえ、日本で売るからには、日本人が許容できる範囲での誤差でないとまずいだろうとの観点から、生産者にとっては厳しいかも知れない指摘をし、大きさ、色など基準に満たないもの、一貫性がないものは、購入をせず、どこに問題があるのか、どこを修正したらいいのかを逐一説明し、やり直しをお願いした。生産者も改善点を受け止め、制作時に一層注意をするようになった。
producers 1
こうした甲斐あってか、毎週ごとに少しずつ購入拒否の量が減ってきた。初回ということもあり、若干課題があったところも大目に見て購入し、日本に送ることにした。

日本へ送るに際し、輸送会社に持っていく作業、梱包作業などを終えて、税関にもっていく作業などが結局、土日を挟んだこともあり、予想以上に時間がかかって4日後に荷物が発送された。荷物発送後は、日本に5日以内に到着したので、意外とスムーズだったが、そのあとの特恵関税の手続きに問題が発生した。こちらで担当の政府機関に足を運んで取得した特恵関税を得るための原産国証明書が所定のものと違うので受け付けられないというのだ。こちらは、原産地証明書をとるための書類はどれかと尋ねてこれだというのでそれでとったのに、日本では受け付けられないという事態。あとからこちらで問題を担当省庁の人に再度訪ねたところ、ようやく担当者が問題を理解し、「そのフォームなら別のところに行って頼めばとれる。まさか日本がそのフォームが必要だとは思わなかった。ヨーロッパやアメリカでは必要なんだけども。」といった。日本との貿易が頻繁でないから起こる問題なのか、担当者が全くその条件を知らなかったのにはちょっと失望した。
手続きのイロハについても証明書を出す側が理解してなくて、申請する側が足しげく通ったり、日本へ問い合わせたりして調べないといけないというのがやっかいだ。

こうして日本側から注文が来てから予定の倍以上、3か月近くかかって製品が完成し、日本に到着したのである。
products arrival



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