2009.12.10 Thursday
オフィスは7時始業、金曜日の午後はスポーツデー
もう数か月も前からだが、ルワンダの全ての政府機関の始業時間が7時からになった。以前は、政府機関の中でも7時からのところと8時からのところがあり、終了時間も3時半のところから5時までのところとあったのだが、大統領の鶴の一声か、すべての政府機関が7時から始業、5時終了となった。単純にいえば、始業が早くなった上に終了時間が変わらないため、労働時間が延びたことになる。一方、以前は、金曜日まで仕事があったのだが、金曜日の午後は、スポーツ活動をするための時間となり、基本的には休みとなった。したがって、このスポーツデーの時間を考慮すると以前とあまり実質労働時間は変わらなくなる。
なぜ始業時間が早くなったのか、聞くところによれば、ルワンダは東アフリカ共同体(ケニア、ウガンダ、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ)に入り、ケニア、ウガンダなどは、1時間時間が早いということから東アフリカ諸国との会合ややりとりを考慮して早い始業となったようだ。
しかし7時始業となると当然もっと早くからオフィスへ行く支度をしなければならない。ご飯の支度もあるので私は5時半起きだ。早朝にメールをチェックをしたり、ニュースを見てから、本格的な支度を始める。オフィスまでは車で10分程度なので間に合うように支度をするのだが、いつも直前にばたばたしてしまい、7時ちょっとすぎに出ることが多い。
日本にいる時から夜明けとともに目覚められる体内時計で生活していたので、目ざましは必要がないのだが、5時半に起きるようになると、問題は、夜がすぐに眠くなってしまうことだ。夕食を遅くとも9時ぐらいまでには食べるようにしているのだが、夕食を食べて一息つくと眠くなってしまい、あまり夜に作業や活動ができなくなる。外で会合やパーティーがあっても、遅くまでいるとかなり眠くて辛いので、自然と早く切り上げるようになってしまう。この間も国連関係の職場で働いている女性(国際組織は8時頃始業)と食事をしたが、ちょっとワインを飲もうものならあっという間に眠くなってしまい、途中から話を聞きながら半分寝てしまうという事態になってしまった。
赤道直下にあるルワンダは、年間を通してだいたい5時半すぎからすこしずつ日が明け、夕方6時には日が沈む。日没後、東京だとまちが明るいし、家の中も明るい。さらにテレビ番組の種類がいろいろあるということもあり、どうしても夜遅くなりがちだが、こちらだと日が暮れると街が暗くなり、テレビの地上波は、主としてルワンダTVしかないので、衛星に加入しない限りは、テレビを見ることもまれで、あまりやることがないのですぐに寝てしまうということもあるかもしれない。
さて、7時始業となって何か仕事の効率性や生産性が上がったのかと言われれば、はっきり言ってなんの変化もない。特にルワンダ人の同僚は、小さい子供がいる人たちが多く、子供たちを送ってから7時にオフィスに来るのは至難の業である。(学校も早くて7時始業)。学校に入る前の子供については、ある程度の収入がある家庭だとみんなhouse boy かhouse girlを雇っていて彼らに面倒を見させるのが常識となっている。
しかし朝、出勤したら帳簿に時間を明記してサインをしなければならないこと、またどうもそれらの組織全体の出勤状況を上部組織(関係省庁)に報告しなければならないこともあり、意外とみんなまじめに7時10分までにはほとんど出勤している。しかし、前述したように仕事の生産性の向上につながっていはいない。なぜならば、いろいろなところで効率の悪い意思決定、無駄なプロセスがあるためだ。特にびどいのが物品調達やワークショップや会議実施の際のケータリングサービスの契約、支払いについてだ。例えば、名刺の調達。日本であれば、ネットで注文したら、遅くとも3日以内には、宅配で手元に届く。しかし、私の場合、なんと組織の長のサインを9月上旬にもらったにも関わらず、今だ名刺ができないのである。この名刺の調達プロセスには、調達部門と人事部門がかかわるようだが、彼らの間でのコミュニケーション不足か何かで私の名前のリストが人事部門の名刺注文のリストから漏れたらしく、10月半ばに休暇からオフィスに戻ってきたときに問いただすとそのような説明を受けた。それからまたさらに2か月が経過。私の方では、12月にインドから専門家を呼んでバナナ繊維を使った工芸品のワークショップを開くことになっていて名刺が必須だったにも関わらずワークショップ開催までには名刺が準備されることはなかった。待っているのがあまりにばかばかしくて自分で手作りの名刺を後に1時間でつくったが、なぜそんなに無駄な時間をかけて物品調達の手続きをしているのか皆目見当がつかない。
今回、ワークショップの開催をしていかに調達部門、財務部門が無駄な手続きにえらい時間をかけていることがわかったが、その一つの原因はルワンダで厳しく行われている会計監査である。とにかく調達、財務、人事も含めて、外部による会計検査をパスできるか、というそれだけを念頭において仕事をしているため、非効率この上ない手続きになってしまっている。会計検査で指摘をされると組織トップの首が飛び、担当者も刑務所に送られてしまう恐れがあるため、それらに関わる担当者は、びくびくしながら仕事をしている。実際、この1年でも省庁のレベルから地方自治体のレベルまで、汚職が発見されるとすぐさま、大臣がつかまり、裁判沙汰になり、刑務所に送られる結果になるものがある。場合によっては直接刑務所というケースもあるらしい。(防衛省の職員が、大量のTata製のトラックを調達し、粗悪だったため刑務所に入れられたケース)調達に関しても下手をすると外国の会社(つまり外国人も)も巻き添えになるから注意が必要だ。汚職、腐敗の防止に力を入れているルワンダは、政府組織に対してかなり厳しいチェックを入れている。組織内にはそうした汚職の防止を促すステッカーが貼られている。

こうした方針が功を奏して腐敗認識度ランキングでは東アフリカでトップになった。
http://media.transparency.org/imaps/cpi2009/
しかし他方、組織の意思決定が非常に時間を要し、慎重になる結果となっている。現実的な業務の効率性や生産性を考慮すると、(たとえば、プロジェクトの実施計画に従って、予定を実施したくてもこうした手続きの問題のために大幅に遅れてしまうことや、関係者に非常に迷惑をかけること(支払が遅れるなど))もう少し簡易な調達システム(三者見積もりが必要な額や入札が必要な最低額を上げるなど)が必要だろう。
なぜ始業時間が早くなったのか、聞くところによれば、ルワンダは東アフリカ共同体(ケニア、ウガンダ、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ)に入り、ケニア、ウガンダなどは、1時間時間が早いということから東アフリカ諸国との会合ややりとりを考慮して早い始業となったようだ。
しかし7時始業となると当然もっと早くからオフィスへ行く支度をしなければならない。ご飯の支度もあるので私は5時半起きだ。早朝にメールをチェックをしたり、ニュースを見てから、本格的な支度を始める。オフィスまでは車で10分程度なので間に合うように支度をするのだが、いつも直前にばたばたしてしまい、7時ちょっとすぎに出ることが多い。
日本にいる時から夜明けとともに目覚められる体内時計で生活していたので、目ざましは必要がないのだが、5時半に起きるようになると、問題は、夜がすぐに眠くなってしまうことだ。夕食を遅くとも9時ぐらいまでには食べるようにしているのだが、夕食を食べて一息つくと眠くなってしまい、あまり夜に作業や活動ができなくなる。外で会合やパーティーがあっても、遅くまでいるとかなり眠くて辛いので、自然と早く切り上げるようになってしまう。この間も国連関係の職場で働いている女性(国際組織は8時頃始業)と食事をしたが、ちょっとワインを飲もうものならあっという間に眠くなってしまい、途中から話を聞きながら半分寝てしまうという事態になってしまった。
赤道直下にあるルワンダは、年間を通してだいたい5時半すぎからすこしずつ日が明け、夕方6時には日が沈む。日没後、東京だとまちが明るいし、家の中も明るい。さらにテレビ番組の種類がいろいろあるということもあり、どうしても夜遅くなりがちだが、こちらだと日が暮れると街が暗くなり、テレビの地上波は、主としてルワンダTVしかないので、衛星に加入しない限りは、テレビを見ることもまれで、あまりやることがないのですぐに寝てしまうということもあるかもしれない。
さて、7時始業となって何か仕事の効率性や生産性が上がったのかと言われれば、はっきり言ってなんの変化もない。特にルワンダ人の同僚は、小さい子供がいる人たちが多く、子供たちを送ってから7時にオフィスに来るのは至難の業である。(学校も早くて7時始業)。学校に入る前の子供については、ある程度の収入がある家庭だとみんなhouse boy かhouse girlを雇っていて彼らに面倒を見させるのが常識となっている。
しかし朝、出勤したら帳簿に時間を明記してサインをしなければならないこと、またどうもそれらの組織全体の出勤状況を上部組織(関係省庁)に報告しなければならないこともあり、意外とみんなまじめに7時10分までにはほとんど出勤している。しかし、前述したように仕事の生産性の向上につながっていはいない。なぜならば、いろいろなところで効率の悪い意思決定、無駄なプロセスがあるためだ。特にびどいのが物品調達やワークショップや会議実施の際のケータリングサービスの契約、支払いについてだ。例えば、名刺の調達。日本であれば、ネットで注文したら、遅くとも3日以内には、宅配で手元に届く。しかし、私の場合、なんと組織の長のサインを9月上旬にもらったにも関わらず、今だ名刺ができないのである。この名刺の調達プロセスには、調達部門と人事部門がかかわるようだが、彼らの間でのコミュニケーション不足か何かで私の名前のリストが人事部門の名刺注文のリストから漏れたらしく、10月半ばに休暇からオフィスに戻ってきたときに問いただすとそのような説明を受けた。それからまたさらに2か月が経過。私の方では、12月にインドから専門家を呼んでバナナ繊維を使った工芸品のワークショップを開くことになっていて名刺が必須だったにも関わらずワークショップ開催までには名刺が準備されることはなかった。待っているのがあまりにばかばかしくて自分で手作りの名刺を後に1時間でつくったが、なぜそんなに無駄な時間をかけて物品調達の手続きをしているのか皆目見当がつかない。
今回、ワークショップの開催をしていかに調達部門、財務部門が無駄な手続きにえらい時間をかけていることがわかったが、その一つの原因はルワンダで厳しく行われている会計監査である。とにかく調達、財務、人事も含めて、外部による会計検査をパスできるか、というそれだけを念頭において仕事をしているため、非効率この上ない手続きになってしまっている。会計検査で指摘をされると組織トップの首が飛び、担当者も刑務所に送られてしまう恐れがあるため、それらに関わる担当者は、びくびくしながら仕事をしている。実際、この1年でも省庁のレベルから地方自治体のレベルまで、汚職が発見されるとすぐさま、大臣がつかまり、裁判沙汰になり、刑務所に送られる結果になるものがある。場合によっては直接刑務所というケースもあるらしい。(防衛省の職員が、大量のTata製のトラックを調達し、粗悪だったため刑務所に入れられたケース)調達に関しても下手をすると外国の会社(つまり外国人も)も巻き添えになるから注意が必要だ。汚職、腐敗の防止に力を入れているルワンダは、政府組織に対してかなり厳しいチェックを入れている。組織内にはそうした汚職の防止を促すステッカーが貼られている。

こうした方針が功を奏して腐敗認識度ランキングでは東アフリカでトップになった。
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しかし他方、組織の意思決定が非常に時間を要し、慎重になる結果となっている。現実的な業務の効率性や生産性を考慮すると、(たとえば、プロジェクトの実施計画に従って、予定を実施したくてもこうした手続きの問題のために大幅に遅れてしまうことや、関係者に非常に迷惑をかけること(支払が遅れるなど))もう少し簡易な調達システム(三者見積もりが必要な額や入札が必要な最低額を上げるなど)が必要だろう。
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