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ルワンダにおける結婚事情
ルワンダでよく週末に見かける光景といえば、結婚式。キガリ市内のあるランドアバウトは、その結婚式を挙げたカップルが記念写真を撮るところとして知られている。
round about wedding
ルワンダの結婚について、最近、結婚を迎えようとする同僚や農業技術者などに聞いてみたところある程度の情報が得られたのでちょっとまとめてみる。

結婚は、法律上21歳以上の男女ができる。
よく見受けられるのが、男性が10歳以上年上で女性が非常に若いというケース。男性は、30歳以上で結婚するケースが多い。それには、下記に書くように男性が結婚の申込にそれなりのお金を必要とすることが考えられる。
都市部では、少し変化が見られ、教育レベルが高い人たちの間で、若干男女の年の差が少ないケースも見受けられるが、少なくとも5歳程度離れているのが多いようだ。女性の平均出産人数が5-6人ぐらいとあるので女性が若い理由が納得できる。
しかし、男性でも収入が高いわけではないので、基本的には男女とも働くことが前提となる。しかも、女性は、伝統的には、家事をすべて行わなければならないので、日中働くとなると大変重い負担になることになる。
ある程度の収入があると、家事をhouseboyといわれる若者に任せて料理や洗濯をやってもらうケースが多くなる。女性が家事の負担を減らすために人を雇うのではなく、便利な道具が開発され、それを利用して家事負担を減らそうとする日本とは異なった考え方である。どちらかといえば、植民地時代の影響が残っているからなのだろうか。いわゆるお金持ち層になると、子育てから何からすべての家事を他の人の手にまかせ、料理などを自らやることはほとんどなくなるようだ。それってどうなんだろう?と私たちの感覚からすると疑問だが、こちらではそれが普通なのである。


通常は、公式?な結婚のプロセスは、以下のようなもの。
1. 紹介・承認(結納のようなもの)
ここでは、結婚を申し込もうとする男性が女性の家庭に赴き、両親や親せきの前で結婚の申込をするとともに両親に送りものをしなければならない。通常は、牛を贈呈するそうだ。ルワンダ産のものだと200,000Frw($350)ぐらいに相当するそうだが、これを最低1頭分。東州になるとこれを5頭ぐらい贈呈するケースもあるそうだ。最近は、ミルクがよく出る輸入牛、500,000frw($900)を1頭贈呈して済ます方法が人気となっているらしい。東州は特に牧場持ちが多いからなのだが、ルワンダの所得水準からすると決して安いものではない。
しかし、土地がある家ならまだしもキガリ市など土地のない都市部はどうなるのか?キガリ市内では、この贈呈が合理的な形に変わって行われているようだ。牛1頭贈呈する分を小切手に換えて渡すというが最近の傾向らしい。一方、西州や南州など貧しい地域になると、牛1頭の贈呈は、大変な負担で現実的ではなく貧困層の家庭では、牛ではなく鍬、1500frw(250円)を贈呈して済ますところもあるそうだ。

2. 結婚式・登録
両親への紹介・申込が済んだあとは、結婚式を迎えるまでの準備に入る。結婚式を迎えるまでは、結婚する予定の男女は一緒には暮らさないというのが通例のようだ。都市部にいるカップルが週末に相手の家に遊びに行ったりするケースも少しずつ出てきているようだが、これは、ルワンダ国外で過ごしてきた人たちのケースかもしれない。
結婚式が済むと結婚した男女は、地元のセクター(町レベルにあたる)に登録をするそうだ。
キリスト教が多いルワンダでは、教会で式を行うケースが圧倒的に多い。しかもその式がとても長いのだ。一度私たちも参加したことがあるが、事前に式が3時間もかかるので、最初から行かない方がいいというアドバイスを受け、途中からいったが、それでも1時間半以上かかった。
Rwanda wedding1
賛美歌が本格的で聖歌隊の演出は、素晴らしいなと思ったが、それぞれの儀式が長いのだ。途中、参加者が新郎新婦に金銭を贈呈する。(特定の場所にそれらを置く)という流れがあり、その流れが終わるのにもそれなりの時間がとられる。最後には、参加者同士が握手をして式典を祝い、新郎新婦が会場を出る。新婦と一緒に小さな子どもたちがエンジェル風の白のドレスを着て歩いているのがなんともいえずかわいらしい。
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参加者が着てくるルワンダの伝統的なドレス:mishinanaが個性があり美しいものだ。
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そして教会で式を挙げた後、宴会の席に移るのは、日本と似ているが、ルワンダ人はお酒を飲まない人が多いので、ファンタやコーラーで乾杯するのが多い。
そして多くのキガリ市内で結婚式を挙げた人がなぜだかランドアバウトの像が立つところで写真を撮るというのが恒例のようだ。土日になるとランドアバウトはたくさんのカップルであふれかえっている。これは、結婚式の一例でかつ都市部での結婚式なので、華やかなものの方だが、農村部での式はもっと簡素なものだ。

3. 離婚
離婚はもちろんケースとしては少ないが、可能で、この場合には、裁判所に行って、お互いが問題を話し合い、土地などがあれば、分割する。離婚費用として、60,000frw($100)払わなければならないそうだ。セクターに行って登録も変更しなければならない。


私たちのところで雇っている農業技術者から結婚相手の女性を選ぶのにどんな観点が必要かなどとの質問を受けて私たちなりの考え方を示したが、こうした観点というのも国や文化が違うので正しいものでもないし、時代とともに変わっていくものだろう。
ルワンダも、間違いなくグローバル社会の中での西欧的な考え方に影響を受けることだろうし、結婚観や相手に求めるものも変わってくるように感じた。
私たちだって、親の世代と私たちの世代では結婚のスタイルが全く変わってしまったのだから、ルワンダで、結婚のスタイルが変わってくるのも時間の問題という感じがした。
ただ、西洋的な結婚スタイルと全く同じようになってしまうのは残念な気がするので、独自の部分が残っていることを願いたいと思う。


| Rwanda (日常生活) | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) |









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